三・四種GKスクール活動報告

 今回は、U-12「ブレイクアウェイ(フロントダイブメイン)」、U-15「ブレイクアウェイ②」でトレーニングを行いました。

 U-12については、今回初めて「ブレイクアウェイ」をテーマにしましたので、「フロントダイブ」をメインに、積極的に奪いにいこうという意識を持ってもらえるようなトレーニングを行いました。「フロントダイブ」のポイントは、再掲ですが示しておきます。

 

・開始姿勢

・間合い

・踏み切り

・面をつくる

・ボールをとらえる位置

 

です。これらを意識した上で、「ローリングダウン」と同じく安全なプレーが大切になります。積極的にチャレンジした結果、自分や相手が怪我をしてしまってはナイスプレーが色あせてしまいます。そのためには、ボールをとらえる位置や頭の固定、足を上げすぎないことが大切になります。ダイナミックなプレーを躊躇なくできるようになるためにも、まずは自信を持って安全にプレーする体の使い方を身につけましょう。フロントダイブにいくには、距離感がとても大切なので、そのトレーニングを多めに行ってくれたと思います。また、ボールを奪ったら、自分たちの攻撃が始まります。その方が、チームとしてやりたいサッカーができるようになっていくはずなので、GKも“奪う”意識を強く持ちましょう。参加者は小5が5名、小6が7名で、みんな大変意欲的にトレーニングに取り組んでくれて、やり始めと最後でアプローチが大きく良くなっていました。この調子で、自分の課題を見つけつつ、しっかりとレベルアップしていってほしいなと思っています。

 U-15は、今年度「ブレイクアウェイ」を行うのは2回目となりました。前回は9月でしたが、前行ったフロントダイブのポイントをおさえて、自分たちの普段の練習に取り組んでくれていたことが如実にわかるほど、よいアクションができていました。続きということもあり、今回は「出るor出ない」や「寄せるor寄せない」などの判断が必要となるトレーニングを行いました。自信をもってフロントダイブやブロッキングにいけるようになることはもちろんですが、実際のGAMEでは何でもかんでもフロントダイブにいけばよい、というわけではありません。GKにも、状況判断の力が必要です。パスのスピードやボールのコース、およびFWのスピードやコースを踏まえて、奪うチャンスや止められるチャンスがあるときには、その機会を逃さずチャレンジすることが必要です。少し難易度は上がるのですが、「判断を伴ったよいアクション」ができるように、今後もトレーニングを続けてほしいと思います。

 皆さんの成長が見られることが、私たちにとって励みになっています。次回は129日(月)、U-12「ブレイクアウェイ②」、U-15「クロスの処理/(ディストリビューション)」をテーマに行う予定です。皆さんにまた会えるのを、楽しみにしています。