今年度最終回は、U-12、U-15ともに「クロスの処理（ディストリビューション）」をテーマにトレーニングを行いました。寒いという気象状況もあってか、参加人数は少なかったものの、最後に全員で総まとめとしてGameができたのはよかったのではないかと思っています。
「クロスの処理」特に「ジャンピングキャッチ」についてのポイントは、前回の記事に書かせてもらったので参照してください。U-12のみなさんは、是非ポイントの確認として、読んで頭を整理してもらいたいです。「ジャンピングキャッチ」ができた上で、クロスの守備で大切になってくるのは「スタートポジション」です。サイドから直接ゴールを奪われないようにすることはもちろんですが、クロスについてはゴール前にいる相手選手にいかにシュートを打たせないか、ということが重要になってきます。そのため、インターセプトができるポジションを、意識的にとらなければいけません。ボールの位置や相手クロッサーの状況などを踏まえて、適切なポジションを取ることができれば、自信を持ってクロスにもアプローチすることができるようになるでしょう。チャレンジ精神を忘れず、積極的なポジションからアプローチする練習を続けてください。
前回、記事が長くなって書けなかった、「ディストリビューション」（キック）のポイントを書いておきますね。参考にしてみてください。
・助走
・立ち足の位置と柔軟性
・ボールを手から離すタイミング
・ボールをよく観る
・ボールに当てる面の固定
・ボールをとらえるポイント
・フォロースルー
今回は最終回ということで、最後には全員でGameを行いましたが、1年間スクールで学んできたことを発揮する機会になったでしょうか。個人によってどれだけのスキルが“身についた”かは異なっていると思いますが、良いシュートストップの場面やブレイクアウェイ（フロントダイブ）、ディストリビューション（スローイング）のプレーが随所に見られ、生き生きとプレーしてくれている姿が印象的でした。全員、まだまだ上手くなることを目指しているはずなので、1年間で身につかなかったことは自分の課題として持ち、さらなるプレーの向上につなげてほしいと思います。
今年度、至らない点も数多くあったと思いますが、トレーニングに参加してくれた選手のみなさん、ご理解の上サポートしていただいている保護者の皆様、本当にありがとうございました。スタッフ一同、感謝しております。今後も、またみなさんの姿をグラウンドで見られることを、楽しみにしています。